発達障害の種類について

発達障害

最近、増加傾向にある発達障害。

なぜ、発達障害が増加傾向にあると言われているのかと言うと…

今までは、「少し変わった人」という認識で、周りや本人が気にしていないことで診断を受けなかったが、

近年「発達障害」に注目する人が増え、診断する人が増えたことにより、数値が増加しているという。何かしらの原因で昔よりも現代の方が発達障害の数が増えたということではなく、診断を受ける人が昔よりも増えただけということになる。

今回は発達障害について説明していくよー!

発達障害の種類

このように、発達障害には大きく3つに分類されます。

ADHD/自閉症/限局性学習障害です。

発達障害の中でも、いくつかの障害を併発することがあります。

知的障害は発達障害とは別ですが、脳の障害なので併発することが多い障害です。

但し、知的障害と限局性学習障害は併発しません。(例:知的な遅れがないが、読みだけが苦手など)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ADHDは3つのタイプに分けることができる。

🌼不注意優勢型

「不注意」による症状が目立ち、「多動性」や「衝動性」の症状はあまり強くないタイプ。うっかりミスや、忘れっぽいなどの特徴がある。

🌼多動性・衝動性優勢型

「多動性」や「衝動性」による症状が目立ち、「不注意」の症状はあまり強くないタイプ。じっとしていられず席を離れたり、しゃべり過ぎるなど、欲求や感情のコントロールが苦手であることが特徴。

🌼混合型

「不注意」と、「多動性・衝動性」の特徴をあわせ持っている。

自閉症(ASD)

自閉症は大きく5つのタイプに分けられる。時期や環境によってタイプが変わることもある。

🌼積極奇異型

周囲と積極的に関わろうとするが、他所との距離が近すぎたり、一方的に喋りすぎるなど、自分ルールで交流する。

🌼受動型

自ら周りの人と関わろうとすることは少ないが、周りからのはたらきかけには答える。基本的に受け身で、問題行動が見られない。

🌼孤立型

周りと目を合わせようとせず、話そうともしない。自分だけの世界で生きていて、人と交流しようとしない。

🌼尊大型

自分の考えや意見を強く主張することが多い。自分の考えや意見を他者に受け入れさせることに焦点を当てることが多い。自分が1番だと思っていて、人を見下してしまう。

🌼大仰型

周りの環境に適応しようとして、不自然になってしまう。動作が大袈裟だったり、言葉遣いが丁寧で日常会話で使わないような言葉を話す場合もある。

限局性学習症(SLD,LD)

知的障害

知的障害は前述したように発達障害とは別物ですが、限局性学習症との違いが分かりやすいように、知的障害についても紹介しておく。

見過ごされがち?

身体や顔つきに特徴的な違いが表れないため、見た目からは「障害がある」と分かりづらいです😅分かりづらいからこそ、「努力不足」や「少し抜けてる」と思われて、見過ごされていることも多い障害です。

特に、ADHDの不注意優勢型や自閉症の受動型だと目立った行動が見られず、周りから気づかれることもなく、診断に至らないケースも多いです。ですが、本人の中には困り事がある場合もあります。

最近では診断を受けやすくなっているので、自分の力だけで頑張ろうとせず、福祉やサービスの力を頼って適切な支援を受けながら生きていけるといいな〜と思っています。

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