こんにちはー!
発達障害と知的障害を持っているマンゴーです🥭
障害を持っている人でも
「障害者に見えないね」「言われても分からない」と
周りの人から言われることはありませんか?
私はよく言われます🤣
そして、私の周りでも
「障害者に見えない」と言われることについて悩んでいる人がいるので、 理由を考えてみました!
「障害者に見えない理由」
①障害者の程度が軽度
軽度の障害を持っている人だと、健常者との数値の差が少なく、明らかに「障害を持っている」と一目で分かる行動をしない為、目立たない。
軽度だとある程度のコミュニケーションが成立する。
難しい会話は出来なくても、日常会話程度なら問題ない人もいる。
しかし、仕事の時に話が通じなかったり、契約など難しい内容になると理解できないこともある。
健常者の中には「障害者=支援してあげないと出来ない人」という特別扱いしないといけないと思い込んでいる人も多い。
障害者だから何も出来ないわけではない。
会話ができて「普通」に見える人の中にも軽度の障害者がいる。
②IQが高い
発達障害を持つ人の中には、IQが高い人がいる。IQの平均が100で、85~115が通常の範囲内にあたる。知的障害を持たない発達障害者の場合、知的な遅れが見られないため、障害者に見えないことがある。また、平均より高い120超えの人もいる。IQが高い人は、周りの人と比較した時に、学歴が高い人も多く、「勉強ができる」「会話の仕方も頭が良い」というイメージを持たれやすい。
③複数の障害が併発している
障害を持つ人の中には1つだけに限らず、複数の障害を持つ人もいる。
例えば、ADHDとASD(自閉症)の併発の人は特性が打ち消し合うことがある。
・ADHDの衝動性⇔ASDの慎重さ
衝動的に行動しそうになる前に、状況判断力があるASDに抑えられることがある。
・ADHDの注意欠陥⇔ASDのこだわりの強さや慎重さ
注意欠陥でミスしがちだけど、こだわりの強さから丁寧に物事を進めることができるし、慎重でミスしないように気をつけることが出来る。
・ADHDのお喋り⇔ASDの消極性
ASDの人と関わることが苦手という特性をADHDの人当たりの良さやお喋り好きでコミュニケーションが苦手なことが目立たなくなる。
・ADHDの飽きっぽさ⇔ASDのこだわりの強さ
ADHDは刺激や新しいもの好きで飽きっぽいけれど、ASDは気に入ったことであれば、1つのことを飽きずに続けることが出来るし、ルーティンワークが得意である。
・物覚えが良くない知的障害⇔考え込む発達障害
知的障害があって、学校の勉強がよく出来なくても、ADHDの思考の多動により、頭の回転が早くて物事の答えに行き着くことが早かったり、ASDのこだわりの強さから理解するまで諦めない粘り強さがあることがある。発達障害特性によって、知的障害に気づかないことがある。
これは、一部の例なので、当てはまらない人もいる。
また、どの障害のどの特性が強く出るのかは人によって割合が違うため、個人差がある。重度、中度、軽度などの障害の程度にもよる。
実際に、筆者も同じ障害を持つ人に出会ったことがあるが、考え方も捉え方も違うので、同じ障害でも障害の表れ方は個人によると体感した。
④努力して(多少無理をして)健常者に擬態できる。
障害を持つ人の中には、健常者に擬態できる人がいる。なぜなのかというと、健常者に擬態した方が生きやすいからである。健常者が大多数の世の中で、少数の障害者が生きにくいことを身をもって体験しているので、健常者を観察しなりすましをしている。周りとのズレがあれば、自然と出来なくても、周りの行動を見てパターンで覚え、実践している人もいる。
また、幼少期からつまずくことが多く、失敗を繰り返すうちに努力する人もいる。周りの大人がその失敗を叱責することが多い環境だと、「努力不足なのかな?」と本人は悩むこともある。その為、完璧主義になってしまったり、大人に認められたいと思い、努力するようになる。健常者に擬態しようとし過ぎると、本人は無理をしていることにより、過剰適応状態になってしまう。
⑤脳の障害の場合、見た目に表れない。
身体障害やダウン症、チックなどは見た目や行動に特徴が見られるが、ADHDや自閉症、知的障害は脳の障害なので、見た目は普通に見える。
「障害者に見えない」と言われることについて向き合う
カミングアウトしたところで、相手に「障害者に見えない」「気にしなくていいよ」と言われることに関して、
これは、相手はあなたに理解が無いわけではなく、
「障害者に見えないくらい、人と関わりを持てているよ」と励ましていたり、
「悩まなくても大丈夫だよ」と褒めていると思っている。
「障害者に見えないね」と言われても、相手は傷つけようと思って言っているわけではないし、あなたを認めている発言だと思っている。
カミングアウトされたときについ言ってしまう言葉
「障害者に見えないね」って褒め言葉のつもりでつい言ってしまうと思う。
「努力してるね」「頑張っているね」って認めているから出てくる言葉かもしれない。
それは悪気がないことは理解出来る。
しかし、「障害者に見えないから気にしなくていいよ」と言われるとちょっと違う気もする。
特性を気にしているからこそ、事前に対策できることがあるからだ。
特性を自分で理解して、工夫して生きているのに
「気にしないでいい」と言われると努力を否定された気分になってしまう人もいる。
筆者が言われて嬉しかった言葉
「周りより出来ないことがあって、それがコンプレックスに感じたことも多いと思う。でも、出来ることもあるし、あなたはあなたで頑張ったらいい。いや、頑張らなくていい。あなたのまま生きなさい。」だった。
私そのものを受け入れてくれた言葉が嬉しかった。
もし、誰かにカミングアウトされたときは、無理に励まそうとしたり褒めようとせずに受け入れてくれるといいのかもしれない。
おわりに
読んでくれてありがとうございます😊
「私も障害者見えない」と言われたエピソードや「これを言われて嬉しかった」言葉があったら
コメントで教えてください😊
他にも、家族や友人が障害があって、どう向き合っているかなどコメントいただければ嬉しいです!
ではでは、また〜😆🥭
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