今回は少し重めなテーマですが、私が体験したことや聞いたことを絡めて考えていく🧠
考えれば考えるほどグレーな部分も出てくるし、理解できる人とそうでない人がいることも分かってるのだが、一緒に考えてくれる人がいると嬉しい♥️
長話しがちなAさんの単独ご来店
私のアルバイト先におそらく脳に障害のある方が1人で来店される。
お話もできるし、生活にほとんど介助の要らない中年男性Aさん。
Aさんはお話好きで他のお客さんやお店のスタッフに話しかけては長話をする。相手が困った感じの雰囲気を出していても気づかずに喋り続ける。特に、自分の興味のある話を延々としていて、相手が興味を持っていなくても一方的に話している。
お店としては、他のお客さん同士が喋ることは何も問題は無いので悪いことではない。
しかし、さすがに度を超えて数十分話されると、他のお客さんもゆっくり過ごせないし、スタッフも仕事が進まない。
他のお客さんが困ってる状況に気づいたスタッフが優しく「Aさん、あまり話し過ぎたら、ゆっくりできないからダメですよ~」とお客さんの間に入ることもある。
実際に、スタッフもAさんが来店されると「またA来たらしいよ~」と少し面倒くさがっている。
これが健常者の大多数の対応の様子だ。
反対に障害者側にとって何が1番良いのかについて考えてみる。
Aさんがどのような子ども時代を過ごして、介助されて躾されたのかは一旦置いておいて…
おそらく、障害児で1人行動できそうな程度の障害であれば、小さい頃から段階を踏んで親が教えているはずである。例えば、人に近づきすぎない、危害を加えない、思いを伝える練習、道路や横断歩道の交通ルール、電車の乗り方、施設やお店の使い方、お金の使い方、言葉遣い、困った時の助けの求め方など…
そういった段階を踏んで1人で行動できるようになったのなら、自立できることはした方がいいので、親も単独行動するのをOKにすると思う。
親側の「自立させたい」のと大多数の他人の「あの人めんどくさい」
そうだよね…
スタッフは仕事止められたら嫌だし、他のお客さんも知らない男性に長話されたら迷惑だよな…
こういうところに障害を感じるね。
私はスタッフが「A来ててめんどくさい」って言うのを聞いてあまり共感できなくて、頑張って単独行動できるようになったんだろうな…と想像している。それに、スタッフに「長話はダメですよ~」って言われたら「すみません、すみません」と申し訳なさそうに謝って、話を辞めることもできる。自立するために、社会が普通に受け入れるっていうのはなかなか難しい雰囲気なんだな…と感じた。
異性の更衣室に入るのは犯罪
別の人のお話になるが、同じくアルバイト先での話。
おそらく高校生くらいの男子のB君。行動を見た感じでは、脳に障害がありそう。
父親と母親と3人でご来店されていた。
父親がどこかに行っている状況で、B君と母親が待合ホールで待っている状態だった。
しかし、母親が突然息子であるB君の傍を少しだけ離れる。
不安になって母親を探し回ってしまったB君。
女子更衣室の中に数秒ほど入って中を見てしまい、それを他のお客さんが見ていて、お店にクレーム。店長が店内カメラで確認したら女子更衣室まで入ってきてしまっていた!!!
店長がすぐにB君のところに行って「女性更衣室に入ったらダメって分かってるでしょ!犯罪だよ。」と怒ってた。
だが、B君は「はい。」と返事するだけ。
悪いとは分かっていそうな雰囲気ではあるが、怒られてビックリしている表情で、母親がいなくなって不安で知らない場所で1人にされてパニックになって母親を探したのではないかと私は予想した。
その後、母親はトイレから戻ってきた。女性用のトイレに息子を連れて行けないから、少し離れたつもりだったのかな~と思った。
しかし、店長は母親にも父親にも注意せず、ただB君にだけ怒鳴っていた。店長はB君が健常者だと思っているから、言えば伝わると思って怒っていたと予想。
なので、母親が帰ってきた頃には、母親は何が起こっていたのか全く知らない。息子が女子更衣室に入ったことも、店長に怒鳴られたことも。
子どもを見守っていない親が悪いのだけど、親も普段は落ち着いている子どもがパニックになるなんて想像していなかったのかもしれない。ただ、犯罪になるようなことをしてはいけないことを伝えたり、父親が付いておくことは必要だったと思う。まだ未成年だから、経験も浅いし1人にさせてはいけない時期だったのかな…と思った。
他の女性お客さんからしたら、高校生男子が女子更衣室に入ってくるって恐怖だからね…🌀
そして脳の障害だと見た目が普通だから、健常者と思われやすい。普通に高校生男子が覗きに来たと思われる。
障害持ってても持っていなくても犯罪になる行為はダメだし、判断できない場合は、介助者が離れるべきではない。
他害のある障がい者・障がい児
成人男性でも他害のある人はいる。何かの拍子に怒ってコントロールできなくなってしまい、暴力に走る。
これは、おそらく感情がコントロールできないことと、感情をうまく言葉で伝えられなくて、行動で示している。それが暴力になっている問題。これは、小さな頃から愛情を持って根気強く伝えないといけない。
子どもの時にダメなことをしたら叱る。これは大事。でも、叱り方も伝え方も話の聞き方も大事。
①信頼関係のない人に突然怒られても、信頼関係のない人の言うことは聞きたくない。信頼関係を築くのが先。大人でも仲のいい人の言うことには耳を傾けたいと思うが、知らない人の話は聞きたくないと思う。それと同じ。
②他害行動をしたということは、嫌なことや不快なことがあったから。その理由を、話せる子どもなら話を聞く。話せない子どもなら状況から察して想像する。嫌だった気持ちを認めてあげる。「○○されて、嫌だったんだね」と受け止める。理由も分からないのに怒らない。何も無いのに他害行動しないから。
③他害行動をしたときに止めに入るのはもちろんだけど、「そんなことしない!」と怒るとヒートアップする可能性大。クールダウンさせるために、その場所から離れさせて別の場所に連れてって落ち着かせるなどが必要。怒りの原因のところにずっと居させない。無理にその場で「相手に謝りなさい」とか絶対に良くない。落ち着いてから謝る方が絶対にいい。
こういうのを子どもの時から繰り返さないと、成人してからでも他害行動は出てしまう。普段、穏やかでも、急に出てしまうこともある。成人してから暴れられると止めるのも大変。
これに関しては、もう介助者が止めるしかない。
私も福祉施設でアルバイトしているが、療育中にダウン症の子どもが物を投げたり叩いてくることもよくある。まだ小さいので止められるが、「先生がこれを止めたのが、嫌だっただね~でも危ないから止めたんだよ…はい、歌おうね~!」って声掛けしている。
怒りすぎずにダメな事実だけ伝えて、楽しいことをたくさんして信頼関係を築くことを優先している。
他害行動は相手に迷惑かける。、
「C君来ますか?来るなら、うちは行きたくないです」とか
「D君にクラってくるくらい頭叩かれました」とかけっこう聞く。
人間関係が壊れる原因になる。
最初は受け入れていた人も「障害者と一緒に居たくない」「障害者は迷惑だ」と言い出す。嫌なことされたら嫌だし、暴力は痛い。
見守る人も大勢の方がいい。安全を守るために。一対一ではなく、止められる人が居るだけ良い。
何かあってからでは遅いから。
まとめ
いろんなことを聞いて、見て、考えてみたけど…障害者と言っても、人それぞれ。自立の程度も障害の程度も違う。見極めも難しいし、子育ても難しいと思う。親も労力が必要だし、楽ではないと思う。周りが協力してくれる環境が要る。そして、大勢で見守る。人の心を守る。
障害のある人自身の言葉にできない怒りを受け止める、他害行動により被害を受けた人の心のケアをする、全ての人が障がいのある人に理解があるわけではない。理解がない人がいる現実を受け止める。理解がない人がいても、理解ある人同士が助け合う。少しずつ理解ができる人が増えるといいな。受け入れられなくてもいいから、理解してくれるといいな。
障害は個性だ!だけでは済まされない部分がある。個性だ、才能だ!楽しくやっていこう!だけなんて、絶対に違う。社会に対して感じる障害があるから、「障害」と診断されている。人と違うこと、一般の平均とかけ離れてること、障害という壁…何で感じるんだろうね?😕
何を書きたいか分からなくなって脱線したが、また今度書き直す(かも!?)
て言うか、私自身も整理できていないから、誰かと単独行動や他害について話し合いたい。コメントください🙇♀️


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